ターボ機械の研究開発

 

Advanced Design Technologyは、ターボ機械の流体力学における重要で一般的な様々な課題を解決するため、コンソーシアムプロジェクトを発足するなど、主要なターボ機械産業および公的研究機関との共同研究開発プロジェクトを積極的に推進しています。

当社へ問い合わせる

ALPHEUSプロジェクト


断続的な再生可能エネルギー源の利用割合が高まるにつれ、揚水発電エネルギーを確保することにより、供給の安定性は維持され、柔軟に強化することが可能になっています。ALPHEUSプロジェクトでは、平坦な地形の浅い海や沿岸といった環境で揚水発電を効率的に運用するために必要なポンプ水車(Reversible Pump Turbine)の技術開発とそれに伴う土木構造物の改善を行います
 
ALPHEUSプロジェクトにおけるADTの担当は、2種類の低揚程2重反転ポンプ水車の翼設計・最適化です。
 
ALPHEUSは2020年4月に開始され、プロセス全体を通じて定期的に更新を投稿する予定です。以下のページより最新ニュースを確認するか、このページ最下のフォームに記入することで更新内容を定期購読してください。


さらに詳しく

 

産業コンソーシアム

TURBOdesign2の開発に関する産業コンソーシアム

 

このコンソーシアムは、主に遷音速ファンなどの高速ターボ機械向けに開発された3次元遷音速粘性逆解法設計ツールであるTURBOdesign2を開発するために2001年4月に設立されました 。

このプロジェクトを後援いただいた企業は、イタリアのAVIOグルー​​プ、荏原製作所、川崎重工業、Rolls-Royce Aeroengines、東芝、トヨタ自動車でした。

後援いただいた企業からは、コードのグラフィックインタフェース設計に対する積極的な意見と、コードの開発・検証のためのテストケースをご提供いただきました。このコードのベータ版は2003年3月にリリースされました。

 

プロペラファンの騒音低減に関する産業コンソーシアム

 

プロペラファンは、自動車からエアコン、コンピューターサーバ、その他の家電製品まで、多くの製品で幅広く使用されています。プロペラファンの設計者が直面する大きな問題の1つに、ファンの効率、性能特性、およびコンパクトさを犠牲にすることなく、ファンの騒音を低減することです。
 
日本における2年以上の研究活動を経て、2004年3月31日にプロペラファンの騒音低減技術開発プロジェクトが無事に完了しました。Advanced Design Technology LtdのTURBOdesign1がプロペラファンを再設計するための主要な役割を果たしました。家電製品メーカー、自動車メーカー、空調機器メーカー、産業機器メーカー、CFDベンダーを含む15社の日本企業が本プロジェクトに参画されました。
 
このプロジェクトは、プロペラファンの広帯域な騒音低減に焦点を当てました。ここでは先端漏れによる渦と隣接する翼との相互作用のある複雑な3次元流れの挙動が、騒音発生において重要な影響を及ぼすことが明らかになりました。TURBOdesign1を用いた14種類のファンローターの設計により、流れ方向およびスパン方向の翼負荷分布がファン騒音と効率に及ぼす影響を調査しました。
 
このプロジェクトは、ファンの騒音発生と効率低下に関する重要な流体現象を明らかにしました。騒音レベルと効率の両面で大幅な改善が達成され、TURBOdesign1による翼負荷分布最適化の重要性が確認されました。コンソーシアムの本プロジェクトで開発された騒音予測モデルは、TURBOdesign1に実装されています。
 
TDSパッケージについて

さらに詳しく知りたい方は、以下より登録ください。